CUTTING バス車体カッティング

ルーツは国産バスを製造していたバス車体メーカー

西鉄車体技術株式会社

Nishitetsu Auto Body Technology Co.,Ltd.
国産バスを製造してきた歴史と実績。
バスの構造を知り尽くしたプロが手作業で行うカット作業。

1956年に新日本機動工業として北九州で誕生した西鉄車体技術。その技術の原点は、幻の戦闘機「震電」を製作した九州飛行機と、にしてつグループの自社製バスを製造していた西日本車体工業にある。現在は、それらの技術力を活かし、様々な車両の改造・修理等を行なっている。

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西鉄車体技術が手掛けた、間近で安全に動物の自然生態を観察するための特殊車両。

頼りにするのは経験と感覚。
時に繊細に、時に大胆に、作業は進む。

鉄を使ったプロダクトにルーツをもつ西鉄車体技術が、まずはバスの車体のカットを担当する。バスには、車両の設計図である図面が存在するが、車内内部には、図面には書かれていない重要箇所(骨格構造・レイアウト・配線の配策等)が点在しており、それらを頭でイメージしながらベテランの指示でカットを進めていく。

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バスの車両設計図「四面図」
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バスの車体をカッターで切り出す際、あたりに高温の火の粉が大量に飛び散る。通常は、保護シートを使用して火の粉を回避したり、仮に塗装部分が焼けた場合は再塗装を行えるが、このプロジェクトは、一発勝負のため車体にダメージを与えないよう慎重に進めていく。

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特に、タイヤ周りの曲面部分のカットは細心の注意を払う必要がある。また、見えない部分に予期せぬ骨格が存在するとカッターが折れてはね返る危険性があるため事故が起きぬよう安全に進めていく。

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カットするものを"鉄板"と思わず"ナマモノ"と捉え、『ダメージを与えずに生け捕りにする』イメージを腕に伝えながら、バスの車体は、慎重かつ大胆にカットされていく。

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> カットを終えたバスの車体はレーザーカットの工程へ。

西鉄車体技術株式会社 Nishitetsu Auto Body Technology Co.,Ltd.

西鉄が取り組む福岡のまちづくり、思い出づくりを車づくりというフィールドで貢献している西鉄車体技術株式会社。

<本社>

〒841-0202 佐賀県三養基郡基山町大字長野308-5

<小倉工場>

〒803-0801 福岡県北九州市小倉北区西港町10-20

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