思い出が また走り出す
Memories, running again.
現代美術における最も重要な貢献者のひとりである
マルセル・デュシャン
(Marcel Duchamp / 1887~1968)。
コンセプチュアル・アートへの道を開いた芸術家。
既製品をつかってアート作品を生み出していた
デュシャンの言葉があります。
「アートになるオブジェクト(対象・物体)を
選択することは、
自分で何かを描いたり彫刻したりするのと
同じくらい創造的な行為である」と。
わたしたちは、西鉄バスを
そのオブジェクトとして選びました。
福岡の交通手段として身近な存在である西鉄バス。
通学につかった、特に雨の日には重宝した。
人それぞれの思い出が詰まっているであろう
西鉄バス。
そして、
交通機関としての役割を果たし、
静かに廃車という終わりを迎えようとしている
西鉄バス。
その西鉄バスに新たな息吹を吹き込み、
アート作品として再生します。
地域の企業・ものづくり企業・
グループ企業とが一緒になり、
それぞれの想いを胸に
ひとつのものをつくり上げる取り組み。
わたしたちはこのプロジェクトを
「SCRAP ART」と呼んでいます。

